身体拘束ゼロ宣言

当院は拠点病院から地域の自宅、介護施設などへの橋渡しを主な活動内容に挙げています。2000年に介護保険制度が施行され、身体拘束は原則として禁止されました。当院でも自立支援、個人の尊厳の観点から、自宅や施設で出来ない事を漫然と続ける事は自院の立ち位置から出来ないと、身体拘束廃止を目指して職員教育を行ってきました。
介護保険で禁止されているすべての身体拘束を原則禁止し、身体拘束を行う場合には、1)切迫性・2)非代替性・3)一次性について書面で申請を行い、施設管理者である院長と病棟スタッフで協議の上、身体拘束が必要と認められるケースに限定しました。施設管理者である院長も非定期ながら巡回し、身体拘束に当たると判断される事例について、どうして必要なのか、第三者から見ても本当に必要な処置なのか、他に工夫ができる事案なのか、考えてもらいました。
この結果、特に非代替性については病棟スタッフの意識改革、工夫なども進み徐々に身体拘束は減少し、当院での身体拘束の記録は2012年5月が最終で、その後現在まで身体拘束を実施していません。また現在は身体拘束具も保持していません。
これからも当院を利用される患者さんの自立支援や尊厳の観点より、この方針を維持することを明確に表明します。

2026年6月1日

医療法人仁寿会南野病院院長 南野 淳

南野病院の「身体拘束・行動制限」に関する方針

医療法人仁寿会 南野病院では、疾患の治療のみならず、患者の権利の尊重やQOLの向上をつねに念頭におき、身体拘束についての判断を行います。
当院では治療や処置時をはじめ、入院生活におけるあらゆる時間帯において、緊急やむを得ない場合をのぞき、マニュアルに定めた「身体拘束」と判断するすべての行為を行わないこととします。

実施している取り組み
  • 入院患者さんに関わる全職員が身体的拘束最小化に関する研修を年2回受講しています。
  • 身体拘束廃止委員会および身体的拘束最小化チームを設置し、身体的拘束を行わずにケアを行う方法や代替策について協議し、実行しています。
  • 身体的拘束を行わずにケアするための用具等を積極的に導入しています。また、このような用具を用いる場合についても、患者さんやご家族等に十分な説明を行い、代替方法についてカンファレンスや身体拘束廃止委員会で検討しています。
身体拘束の実施状況
  • 2012年6月より現在まで、身体拘束は実施しておりません。